IKUO

この記事は「Vektor WordPress Solutions Advent Calendar 2023」の12月14日の記事になります。
前回 MatsudaKeiさんの「Lightning ProからLightinng G3への移行時に抑えておきたい設定3選」の記事に引き続き、「Lightning+WooCommerce でネットショップを作ること」について書きました。
無駄に長くなってしまいましたが、お読みいただけるとうれしいです😁


はじめに

こんにちは。IKUKO Laboのかなだいくこです。

Vector製品のお世話になり始めたのは確かBizVectorができた時。
以来十数年に渡ってすべて無料で!使い続けて今日に至る私ですが、
このたび初めてVektor Passportに課金させていただきました👏👏👏

理由は「Elementor抜け」のためにプレミアムパターンライブラリを使いたかったからなのですが、記念として、ちょうど始まったアドベントカレンダーにエントリーしてみました。

見渡したところ、多分ですが制作者の方が多いのかな〜と想像しながら、きっとみんな書かないであろう「Lightningでネットショップ」というテーマで記事を書こう。

…と思ったらすでに2020年に書かれてた…

クリスマス EVE に Lightning で EC を

しかも今回取り上げるWooCommerce日本語版の田中さんが…💦

でもだいじょうぶ。

2020年も2023年もLightningユーザーはWooCommerceをインストールすればたちまち、サイトをネットショップ化できるという事実に変わりはありません。

IKUKO

で、そういうお前、誰よ!と言われそうなので自己紹介します。
筆文字額のショップを持ってます(※今はメインじゃないので放置中です🙏)
現在は筆文字を教える教室運営がメインです。
どちらも私はWEB担当で、筆文字は書きません。
個人では、朗読YouTubeチャンネルと、雑談ポッドキャストをやってます。
今週から、YouTubeでWEB雑談ラボも始動しました。

ところでみんな、ネットショップって何で作る?

何で、というのは、どのシステムやサービスを使って作るかという意味ですが、みなさんがネットショップを作ろうと思ったとき、どのツールを使って作ろうと思うのでしょうか。

BASEの名前が浮かぶ人は多いでしょう。
私は(使ったことがないけど)Shopifyに注目しています。なんだか良さげです。
一般には国産のカラーミーショップとかその他いろいろ、ショップを作れるサービスが有名かもしれません。
調べてないけどWixでも作れそうですね。ペライチにも決済機能がついたので簡単なショップなら作れそうです。

実際問題、ツール選定は、規模感や商品数、展開の方向性を考えないと決まらないと思います。

私の場合はショップ開設当時商品数がSKUで20か30くらいだったでしょうか。
小規模でしたし、ケチなのでどんなサービスであれ利用料を払うのが嫌でオープンソースシステムを利用しました。
2010年頃の話です。当時話題になり始めていたEC-CUBEを使ってショップを構築し(≒人に頼んで構築してもらい)、それから10年くらいネットショップを運営していました(最終的にはSKU250くらいになりました)

EC-CUBEはネットショプに特化したCMSです。今ではエックスサーバーで自動インストールできるくらいなのでショップとしての信頼性は高いのかなと思います。
私が使っていた時期のEC-CUBEは、イメージとしては「堅牢」。ショップ内にブログ機能は必要ない、商品さえ置ければいい。とにかく商品を大量に置いて、何年も何年も手作業でこつこつカスタマイズしながら育てていくんだ、という場合はそれでよろしいかと存じます。(※補足:現行バージョンではブログのアドオンが(有料で)利用できるようです)

しかし。
我々、Lightningキッズとしてはなんでも「手早く軽くかっこよく」。ショップだってサクッと作りたいのです。

だってブログも書きたいじゃないですか。
たとえAIが自動で文章を生成する時代になっても、自分の商品は自分で紹介したいですよね?

それに、すでに書いた記事がいっぱい詰まったWordPress+Lightningのブログを持っているなら、それをそのままショップに改造したほうがいい感じしませんか? ひとはSEOは終わったとか言いますけど(私もそう思いますけど)、そうは言っても記事は多いに越したことないですよね?喧嘩しにいくときは子分をいっぱい連れていたほうが安心です(なんの話?)

みんな大好きWordPress with Lightningで機動力のあるショップを実現できるのがWooCommerce
WooCommerceはかつて独立した会社でしたが今はあの!Automattic社に運営が代わり、ますます安心安全なプラグインの地位を確立しています。

WooCommerceはWordPressにショッピングカートをプラスするプラグインです。
ご存知のとおり、カートは代金合計や送料などを計算して提示するだけでなく、いくら以上で送料無料などの計算もしてくれます。

決済はPayPalとSquareと…あといろんな国内決済にも対応しています。
ちなみにうちはSquareを使っています。
Squareのいいところは端末があるので実店舗でも使えることと、入金サイクルが翌営業日!というところです(※みずほ銀行と三井住友銀行の場合。それ以外でも一週間)

また、ショッピングカートは売ったら終わりではありません。
購入者の名簿が管理画面に(データベースに)蓄積されていきます。貴重な顧客リストができあがるわけです。

当然ですが、販売する前に商品登録をしますので、商品台帳(在庫管理)機能もあるし、セール時などの販売価格や期間の設定もできるはず。(←やったことがない)

というわけで、WooCommerceはこ〜んないろんな機能が無料で使えて、しかも安定している!
WordPressのアップデート時にプラグインだけコケたりしない(多分)めっちゃ安心〜♪

しかも、

LightningはWooCommerce対応してるから、そのまんま、ショップに使える〜〜♪

多分、WooCommerceを使おうと思ってググってると、WooCommerce専用テーマみたいなのしか紹介されないので、WooCommerceでショップを作るには専用テーマが必要なんじゃないかと(あるいは同梱されているんじゃないか、とか)思ってる人、多いんじゃないかと思うんですよね。少なくとも私はそう思っていました。storefrontとかいう専用テーマを使うものだと思いこんでました。

もちろんそういうの使ってもいいですけど、せっかくなら、いつものLightningを使いたいじゃないですか。

それで、LightningでもWooCommerce使えるよって言いたくて、この記事を書いてます。みんな、しっかり読んでねー

使ってみようWooCommerce

では、さっそくWooCommerceをインストールするわけですが、ポイントがいくつかあります。

ポイント① Japanized for WooCommerce を追加インストール

郵便番号自動入力とか、クロネコヤマトを登録したりとか?
日本独自の項目を追加するためのプラグインが用意されています。WooCommerceといっしょにインストールしましょう。


ついでに、このサイトをチェックしてWooCommerce日本語サポートの情報をゲットしよう
https://wc.artws.info/

そしてここから、ショップの設定とか商品登録とかを、チマチマチマチマ…とがんばってやってください。
ここの作業は地味なので飛ばします(!)
ていうかググれば情報出てくるんでよろしくお願いします。

ポイント②カートをメニューに追加しよう


WooCommerceを有効化すると必要なページが自動で作られ、メニューの選択画面に表示されるので、ふつうにメニューに追加すると、あれ?ショップできちゃった、みたいな感じに。ちょっとうれしい。

ポイント③ 必要な情報を好きな場所に配置する

トップページはショップの顔ですから、新着商品やおすすめ、キャンペーン商品などを自由に配置したくなる場所です。

そこで活躍するのがWordPressのブロック。
WooCommerceをインストールするとたくさんのブロックが使えるようになります。
下の画像をごらんください。
およそ使いたいと思いそうな内容はカバーされていると思うので、非プログラマーの方もコードを弄ることなく、必要な情報を好きな場所に表示させることができるはず!

もちろん、トップページだけでなく、WordPressのブロックが使える場所であればどこにでも、これらの情報を表示できます。
たとえばサイト内の回遊性を高めるために、商品の個別ページの下のほうにおすすめ商品などを表示させたいという場合にも、ウィジェットを配置してブロックを入れれば、簡単に実現できます。

以前使っていたシステムではこういうこと(好きな場所に任意の情報を表示させる)にめちゃくちゃ苦労したわけですが、WooCommerceならWordPressの機能をフルに活かして、さくっとできてしまうのがとてもステキ。めっちゃステキ

ってことで、このあたりに関しては アドベントカレンダー 12/6を執筆された SWELLマニアのかんたさんの記事が詳しいです。
実際に制作されるときは参考にしてみてください😃
【サンプルあり】Lightning G3とWooCommerceでのECサイトの作り方|Evergreenキットでオシャレ度をアップしよう!

まとめ

ではまとめに入ります。

一時期、とあるWordPressの質問に答えるグループに入って、上がってくる質問を眺めていたのですが、私にはほとんどの質問が「何を言っているかわからない」ということに気づきました。

どうしてわからないかというと、その人たちが使っているテーマが謎だから。

使ってないテーマって何を聞かれても全然わからないものだなーと思ったわけですが、多分、質問してる側は、WordPressの話なんだからお前らわかって当然だろ?みたいな感じなんだろうな〜と。

WordPressは広い裾野を持つ富士山みたいになって、登山路が違えばすれ違わないこともある。

同じWordPressといえども、テーマごとに違う世界に住んでるみたいなもの。

小宇宙がいっぱいある!!…みたいな感じだなぁと。

一方で、WordPress自体を知らない人も多いというか、一般の人はそもそもWEBサイトを作らないらしいということにも最近気づいたわけですが、WEBサイトを作らずに生きているってどういう感じか私には全然わかりません😁

って、何を言ってるか意味不明ですが、とりあえず私が言いたいのは、

もうLightningで全部やっちゃえ!

っていうことです(うん?どっかで聞いたようなセリフだと?)

わたくし、Lightning様のおかげで、WEBサイトとか、会員制サイトとか、支払い専用サイトとか、あとネットショップとか作らせていただいて、めっっちゃくっちゃ助かっておりますけれども、さらなる野望として、あとひとつだけ作れていないのが、LMS(Learning Management System)つまり、Eラーニングのサイトです。

講座とか受講できるやつですね。順番に動画教材とかを見て学んでいくやつ。

今年もいくつかのプラグインを試したのですが、どうやら Sensei LMS というのが日本語化対応してていいらしいという情報をゲットしました。来年はオンラインコースを自前で作れるようになりたいです。

そこで気になるのはVectorさんの「ベクトレ」です。

あれどうやって作るのか教えてください、なかのひと。

 おわり

次の記事はこちら

明日は  川井昌彦 さんの「 開発者と直接やり取りができるありがたさについて」の予定です。お楽しみに!


※お読みいただいた方へ:きちんと調べず記憶と思い込みをベースに書いております。文中に間違いがありましたらお手数ですがご指摘いただけると助かります。
よろしくお願いします。かなだいくこ

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